2005年 07月 16日
映画「トントンギコギコ図工の時間」を見て |

上映後トークタイムがあり、それが終わってから監督の野中真理子さんと、ほんの少しですがお話ができました。直接伝えたかったのは「図工にスポットを当てた映画」を世の中に送り出して下さったことへのお礼です。
この映画のおかげで、「図工の楽しさ」や「物作りに没頭している子ども達のすばらしさ」、「図工専科の存在」など、普段あまり表に出ないことが、多くの人の目に触れました。この教科の行く先を憂う者にとって、願ってもない応援団と感じています。
一方で、舞台となったところは、ある意味、特別な状況の学校なので、そのまま他の学校に持っていくのは難しいこと。
しかしながら、映画の中に切り取られた世界、現実の学校の日々の授業、その両方ともにあるのは「教科の魅力」と「専科の値打ち」だと考えています。
この映画のホームページの「この映画を作ったわけ」でふれられているように図工の時間は大きく削られました。本校の6年生の場合は、4月から毎週2時間続きの授業をしているので、2学期末で年間50時間図工の時間は終了してしまう予定です。
伊丹市には、市内17の小学校すべてに図工専科の教諭がいます。私も含めて中学校の美術教師の経歴を持つ者が多いですが、その17人は、年々に希望したり選んだりではなく、毎年当たり前に、図工専科として存在しています。周りを取り巻く状況の変化があったとしても、まだ当分は現状維持が可能かしらと思いつつ、「図工の時間」が次の学習指導要領の中でどのように取り扱われるのか心配です。更に時間数減なのか、それとも教科としての存続の更なる危機が来るのかと悩みは尽きません。
トークタイムの中で、全く違う話題でですが「絶滅危惧種」という言葉が出てきました。「図工」や「図工の時間」「図工専科」がそうならないことを祈るような気持ちです。
by korobb | 2005-07-16 13:53 | 図工日記

